2009年8月 GN125東北バイクツーリング その3
国道294号線をまだまだ北に向かいます。

8月14日 7:50 白河への旧道
が、ここでいったん県道60号線に入り、さらに県道76号線に分け入りました。地図で言うとこの辺です。


こんな標識が出ています。そう、あの白川の関に向かう峠道です。


なぜにこんなけものみち、失礼、田舎道、失礼(いや、いいのか)、に入るのかというと、ここが6〜7世紀頃の東北へはいる古道だそうだからです。全線がかつての東山道に該当し、途中の白河市旗宿では国史跡に指定される白河関跡付近を通過している。東山道とは、律令時代、畿内と東北諸国の国府を結ぶ幹線道路だったそうです。古代・中世の人はこの道を歩いたのです。



いやー、昔の人はここを歩いたのかー。

そしてその峠の山頂にあるのがこの、「従是北白川領」の碑。ごめんなさいぶれてます。


道を挟んで反対側には「追分けの明神」があります。



これも手ぶれしてます。バイクで手がしびれていたのでしょうか?すんません。ここの大杉は本当に大きい。何年ここに立っていて、道行く人を見守ったのでしょうか。



白河に置かれた古代の関がどこかについては、古来、多様に言い伝えられているが、寛政12年(1800年)、白河藩主松平定信が地図や歴史書、詠歌、老農の話をもとにして此こそ古代白河の関の地と定め、旗宿の地に古関蹟碑を建立した。

松尾芭蕉は、「おくのほそ道」の冒頭に「白川の関こえんと、そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。」と書いた白河の地に、元禄2年(1689年)4月20日(新暦6月7日)に来ています。はい、320年後に私が訪ねました。ではせっかくなので、何か詠みましょう。

「もののふの志に違いなし芭蕉も訪れし白河の関」 by admin

東北ツーリングは好天に恵まれて、まだまだ続きます....。